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恋 文

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恋 文

by Tome館長

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    haru123fu.exblog.jp/17663908/

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    これより私は
    あなたへの恋心を

    できるだけ素直に
    綴ってみようかと思います。


    正直なところ、

    私はあなたのことを
    あまりよく知らないのです。


    よく知らないから
    気になるのでしょうか。


    いいえ。

    知らなくても一向に気にならない人は
    たくさんいます。

    なのに、なぜか私は
    あなたのことが気になるのです。


    あなたのこと
    そんなに知らないわけじゃないのに

    もっと知りたいと思うのです。


    こんなふうに
    もっと知りたいと思う気持ちが

    つまり
    恋心なのでしょうね。


    あなたは
    まるで風のような人だから

    吹かれていると
    とても心地好いのです。


    けれど、

    もし私が
    あなたと一緒になって

    ともに動いてしまったら
    どうでしょう?


    もう風は
    風でなくなって

    まるで

    動かない空気のように
    感じてしまうかもしれませんね。


    それどころか、

    やがて感じることさえ省略され、
    気にもかけなくなることでしょう。


    情けない話ですけど、

    実際のところ
    そんなものなんだろうな

    と思います。


    しかし、これでは、とても
    恋文になりませんね。


      恋心 ひた隠さねば 恋ならず



    どうも失礼いたしました。
     

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    これより私は
    あなたへの恋心を

    できるだけ素直に
    綴ってみようかと思います。


    正直なところ、

    私はあなたのことを
    あまりよく知らないのです。


    よく知らないから
    気になるのでしょうか。


    いいえ。

    知らなくても一向に気にならない人は
    たくさんいます。

    なのに、なぜか私は
    あなたのことが気になるのです。


    あなたのこと
    そんなに知らないわけじゃないのに

    もっと知りたいと思うのです。


    こんなふうに
    もっと知りたいと思う気持ちが

    つまり
    恋心なのでしょうね。


    あなたは
    まるで風のような人だから

    吹かれていると
    とても心地好いのです。


    けれど、

    もし私が
    あなたと一緒になって

    ともに動いてしまったら
    どうでしょう?


    もう風は
    風でなくなって

    まるで

    動かない空気のように
    感じてしまうかもしれませんね。


    それどころか、

    やがて感じることさえ省略され、
    気にもかけなくなることでしょう。


    情けない話ですけど、

    実際のところ
    そんなものなんだろうな

    と思います。


    しかし、これでは、とても
    恋文になりませんね。


      恋心 ひた隠さねば 恋ならず



    どうも失礼いたしました。
     

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published : 2013/06/21

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