hiroo fujishima

ブランディング&クリエーター

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北海道札幌市中央区
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  • ●On a Greek trip  01(The Aegean Sea)

    2010/07/21

    ■Greece

    On a Greek trip
    The Aegean Sea


    ギリシャが最近ニュースとなったのは・・
    「アテネオリンピック」と「政府破たんの危機」と
    いった感じだろうか・・。

    オリンピックでアテネの街は整備されて
    空港や高速道路、地下鉄等も快適になった。・・

    その一方で政府の財政は厳しさを増して
    国債の評価は下がりユーロ圏からの債務は
    これ以上無理という状況に陥っている。・・

    観光が主な産業の柱となっている割には
    いまひとつ“さすが”という事もなく・・
    古代ギリシャの遺跡を公開して木戸銭を得ている
    だけという感じもする。・・

    人々の様子を見ていても「勤勉(はたらきもの)」と
    いう印象はまったくないが・・
    明るく陽気なところが魅力かもしれない・・。

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  • ●Paris is a lover  016 (Palais Garnier)

    2010/07/20

    ■France

    Paris is a lover
    Palais Garnier


    オペラ座入口正面の階段を登ったフロアーにある
    ウェイティングの小ホール・・。
    当時の華やかな感覚がそのまま残ったような
    豪華な空間・・。
    壁面には鏡が多用されていてシャンデリアが
    不思議な空間を醸し出している。

            ●

    本物と本物志向・・本格と本格派が混同されている現代・・
    コピーとオリジナルの違いに境目のないデジタルの世界に
    生活する私達が忘れがちな基本的な違い・・。

    今、3D化されたメディアの時代が幕を開けよう
    としている・・仮想空間でのリアルな表現が加速度
    を増して進化をはじめている・・

    そんな時だからこそクリエーターは「オリジナル」や
    「本物」にこだわりたい。

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  • ●Paris is a lover  015 (Palais Garnier)

    2010/07/20

    ■France

    Paris is a lover
    Palais Garnier


    アートやクリエイティブには
    中心などは存在する訳ではなく・・
    自分が立っているその場所が中心で動くという事なんだ・・。

    列車が走っているすぐ横に立つと・・
    物凄い勢いで走り去る列車のパワーに圧倒されるが・・

    列車を遠くから眺めていると自分を中心に静かに
    走っているように見える・・

    見る対象物の大きさは変わらないのに・・すぐ横に立つと
    自分にふりかかる「迫力」や「恐怖」や「魅力」が
    まるで違って見えてくる・・

    世界中を見て歩いて感じたことは・・
    自分に対しての何らかのストレスをかけるのが
    主な目的なのかもしれないなぁ〜・・


    ※野球のボールは強く打つと遠くへ飛び・・
     弱く打つとすぐ近くで落下してしまう・・
     つまり・・同じボールでも強くストレスを与えた
     方がより高く遠くへ飛ぶという事と同じように・・・
     沢山の芸術家やデザイナーの残したモノを見て
     自分にストレスをかける事は重要だという事・・。

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  • ●Paris is a lover  014 (Palais Garnier)

    2010/07/20

    ■France

    Paris is a lover
    Palais Garnier


    パリの街や建物をはじめて見た時の印象は
    今でも忘れない・・夢中になってあちこち歩き回った結果・・
    当時は・・概略としての「イメージ」はなんとなく
    理解したつもりでいたが・・

    あの頃は経験も無く・・知識もまばらで・・
    時代背景やそのスクラップ&ビルドのサイクルの事までは
    想像もできない状態であった事に気づくのはかなり後に
    なってからの事であった。・・

    多様性の文化を理解するという事の重要性と
    時間軸で「今」を見抜く力・・それを会得するには
    かなりの自分投資が必要だった。

                ●

    当時、学生時代の先輩がパリのファッションカメラマンの
    スタジオにアシスタントとしてもぐりこんでいた・・
    ディペンスモードやヴォーグのカメラマンのスタジオで
    働く彼は私にとって一歩先を行く存在に思えた。

    数年のパリでの経験談を彼から聞いて驚いた事があった・・
    当時の彼が言ったのは・・

    「これからのデザインやアートの発信地はやがてニューヨーク
    になるよ・・」
    という言葉であった・・。

    彼の周りではパリを脱出してニューヨークは行く仲間が
    沢山いて・・彼も間もなくそうする・・と言っていた。

    当時は、ニューヨークとは言っても・・・歴史も浅ければ
    ファッションもカメラマンも画家も・・世界に発信するという
    イメージは薄く、芸術の都パリが我々の求める中心と考えて
    いた時代・・ガァ〜ンっとショックを受けたものだった。

    クリエーターたるもの世界を見て学ばなければ、などど
    真剣に考えていた時代・・彼の一言でパリの街が急に
    古いだけの街として見えてしまった・・自分にとっては
    とても慌ただしく価値観がガラガラと変化する時期でもあった・・。

    その後10年近くはアメリカに集中することとなった・・。・・

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  • ●Paris is a lover  013 (Palais Garnier)

    2010/07/20

    ■France

    Paris is a lover
    Palais Garnier


    今、銀座の「歌舞伎座」の建て替え工事が行われている・・
    私が知る歌舞伎座は4代目で1951年1月3日の
    「新春初開場大歌舞伎」から始まって60年近く愛されてきて
    今年の「御名残四月大歌舞伎」を最後に
    4月末に閉館してしまっている・・

    老朽化が進んだとの事だが・・
    新しく造られる高層ビルとのミックス版の新しい歌舞伎座には
    出来上がる前からチョッと違和感を感じてしまう・・。

    修復・・改装して使えなかったのか?・・
    パリのオペラ座のように新しい歌舞伎座を別の場所に
    新築しながらも活用の方法が無かったのか?・・
    何か・・文化が建物と並行してリセットされていくような・・
    そんな寂しさを感じてしまうのは私だけだろうか・・。

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  • ●Paris is a lover  013 (Palais Garnier)

    2010/07/19

    ■France

    Paris is a lover
    Palais Garnier


    ニューヨークで9・11が起こる少し前の事・・
    ニューヨークを満喫して、明日は東京へ帰るという夜・・
    お別れの食事でディナーに出かけた席で・・

    「来週、メレット・マイヤー・グラベールにお会いするんだけど・・
    帰国を少し延ばせたらご紹介しますよ・・」

    「えっ?・・マイヤーさんて?誰?・・」っと・・
    当時、私はマルク・シャガールに孫娘がいることも
    その方がニューヨーク在住であることも全く知らなかった・・

    結局、東京での仕事の予定はキャンセルする訳にもいかず・・
    翌日、帰国の途に就いたのだった・・。


             ●

    人生・・どこで誰と知り会うかわからない・・
    そして・・すぐ近くに居たとしても・・
    一生出会わない事や、
    気づかないまま通り過ぎてしまう人生もある・・

    今思えば・・
    これまで様々なめぐり合いがあり・・
    沢山の人たちの影響を受けながらも自分らしさや
    日本人としての誇りを維持成長させてきたつもりだが・・
    反省する事も沢山・・山のようにあって・・
    感謝の気持ちも同じぐらいあって・・
    やっとの思いで自分というもののバランスを
    “やじろべい”のように辛うじて保っている・・

    自分にとってデザインとは・・
    色や形を組み立てたりする事ではなく・・
    自分自身の人生を自身の中でさらけ出し・・
    結果として表現されて来るものだと感じている。

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  • ●Paris is a lover  012 (Palais Garnier)

    2010/07/19

    ■France

    Paris is a lover
    Palais Garnier


    シュルレアリズムの画家の中でもとても人気のシャガール
    のこの天井画ですが・・建築当初はもちろん別の画家の絵が
    描かれていたが・・当時はガス灯であった為に絵の傷みが
    急速に進み・・1964年にシャガールによって新しく
    描きき換えられたという事だ・・。

    シャガールが描く前が「ジュール=ユジェーヌ・ルヌヴ(Jules-Eugène Lenepveu)
    という画家」が描いた天井画だったとの事・・
    現物は残って無いらしく・・複製がオルセーにある。・・

             ●

    時代がどんどん塗り替えられて行く・・
    古い物の上に塗り重ねられて行く・・
    古い物も昔は“新しかった”・・
    なによりも・・古いものが無ければ
    “新しいもの”も存在しない・・。

    クリエーターは今の時代を反映させてこそ
    その真価がとわれるのではないだろうか・・

    今、時代に評価される者もいる・・
    未来に評価される者もいる・・しかし
    その選択肢はクリエーターには無い。

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  • ●Paris is a lover  011 (Palais Garnier)

    2010/07/19

    ■France

    Paris is a lover
    Palais Garnier


    オペラ座のなかでも“お気に入り”はこの天井画です。
    シャガールの絵は天地があいまいで・・空間を舞うような・・
    夢の中の世界のような・・そんな絵が一番のポジションを
    持ったのがこの天井画だと思う・・。

    自由に世界を飛び回る翼を得たかのような・・
    どこからか音楽が聞こえて来そうな・・そんなイメージが
    気に入っています。・・

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  • ●Paris is a lover  010 (Palais Garnier)

    2010/07/18

    ■France

    Paris is a lover
    Palais Garnier


    ホール中央の天井からぶら下がった・・
    まるで異星人の宇宙船のような巨大な物体・・
    電気照明のシャンデリアである。・・

    開場して観客が客席に着席するまでの
    明かりとりとしてぶら下がっている・・

    開演時には照明は消され天井近くまで
    巻き上げられるという仕組み・・

    当時は、オペラやバレエのポジションは
    かなりの贅沢であり・・他に娯楽の少ない
    時代にはポピュラーでもあったのか?・・

    この建物ひとつに様々なアート感覚が
    組み込まれている・・。

    実に見事だ・・。

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  • ●Paris is a lover  009 (Palais Garnier)

    2010/07/18

    ■France

    Paris is a lover
    Palais Garnier


    オペラ座(ガルニエ宮)の観客席・・
    外観・内装はネオ・バロック様式で・・
    ガルニエ宮とよばれるのは・・設計者の
    名をとってという事・・。

    鉄の時代に入って大空間や巨大な建築物が
    可能となって百貨店の大空間やこのオペラ座の
    ような建物、エッフェル塔、橋など様々な展開
    が登場する事となった。・・

    ミュージカルの「オペラ座の怪人」での劇場デザイン
    はまさにここを模写してつくられた空間であるが・・
    やはり、どこか張りぼてという感じだが・・・

    本物の迫力はやはり一見の価値あり・・

    時代とともに変化する建築素材や技術と
    その背景にあるストーリーを知ることで・・
    何度パリを訪れても飽きるという事はないのである・・

    【PHOTO】1875年開業のパリオペラ座
        5層客席(2167席)

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